Footloose


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余計なお世話

15日〜17日の3連休は南アルプスに2泊3日でキャンプに行ってきた。
秋のキャンプとは思えない暑さだったけど、今回行ったキャンプ場にはドッグランもあり、
犬達も楽しそうだった。

キャンプ場に着いて一番管理棟に近いサイトに、ジャックが繋がれているのが目に入った。
後でジャックちんにご挨拶に来よう〜と思って、先ずはテントをたてたりした。
一通り設営も終わったので、犬達をドッグランで走らせて、ジャックちんの所に行ってみた。
  
2家族のグループで、もう一家族はビーグル連れだった。
ビーグルもジャックもとても人懐こくて元気な男の子。
ジャック君の顔はどことなくビンゴに似ていた。

ビーグルは飼い主さんの近くだったけど、ジャックは飼い主さん達がいるテトから少し離れた木に、
短いリードで繋がれているのが気になった。
体も汚れていて、臭かった。
もちろん余計なお世話なんだけど、ジャックラッセルってこともあり、私はこの子のことが
その事だけでも不憫に思えて仕方なかった。

私達のことを憶えてくれたのか、近くを通るとブリブリに尻尾を振って、「近くに来て!」オーラ。
可愛いから私も主人も頭をなでなで。

私は3日間、このジャックが気になって、様子を見ていた。

見ているとご主人様(お父さん)は犬の近くを通っても見もしない。
犬は必死にアピール。
家族、誰も犬に触れようとしない。

他人にほうが、犬に優しい。

夜、グループで近くの温泉にでも行ったのか、ジャックとビーグルはそれぞお留守番をしていた。
ビーグルは寂しさからか、ずーっと吠えていた。
その声がとても切なくて、私がビーグルを撫でていると、管理人さんがきて「寂しいか。もうすぐみんな
帰ってくるよ。」と犬に言った。
そして私に「もう一匹居るんですけど、あっちは慣れてるのか寝てます。」と言うので、ジャックを見ると
木の根っこに丸くなって寝ていた。

あ〜〜切ない。

慣れてるって!!

その後、ビーグルは吠えるからか管理人さんがずーっと散歩させていた。

ジャックは慣れてておりこうだから・・・

翌日からは家族達が何度か車でサイトを離れている間、ジャックだけがお留守番をしていた。
夜が更けても同じ木に。
雨が降っても一匹でポツン。
結局、3日間一度もドッグランにも連れて行ってもらえなかった。
散歩すら私は見ていない。
でも一番びっくりしたのが、帰る前全て荷物も車に詰め込んだ後、みんなで写真撮影をしていた。
ビーグルは一緒だった。
でもジャックはその様子を同じ木に短いリードで繋がれて、ずーっと見ていた。
あれは「僕はここにいるよ。」って必死に思っていた。

普段どんなふうに飼われているのかは知らない。
でも私にはあの子が可哀想な子にしか見えなかった。
飼い主に腹がたった。
ドッグランが有るから、このキャンプ場を選んだわけじゃないんだ。
乗っていた車は超高級外車。
きっと裕福な家庭だと思う。
あのジャックは、家族でもペットでもなく番犬なのだろう。

あの子を思うとチクチク心が痛い。
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2007.09.19 Wednesday :: - :: - :: edit